先週の土曜日、代官山の蔦屋書店で、
元「広告批評」編集長の河尻亨一さんが企画した、
今年のカンヌの受賞作をいっきに紹介・解説しつつ、
それを本にするイベントが開かれ、コメンテーターとして参加してきた。

Cannes Lions2013の雑誌を作る夏プロジェクト
1176163_4746167790961_1786902310_n
イベントの様子が清水淳子さんによってリアルタイムでイラストにされていて面白かった。

参加した方の当日の感想はこちら。
カンヌ熱帯夜は終わらない〜Cannes Lions 2013 Book Project感想〜

色々と作品を見られて面白かったんだけど、
特に「OREO DAILY TWIST(オレオ デイリーツイスト)」という、
オレオでその日のニュース記事を表現するものが面白かった。

mars-rover-300x300この左の画像は、火星に探索機が到着した日のニュースをオレオで表現したものだ。

こういったものが、100個投稿されたという。これに対して、こうコメントした。

「100個のネタにできたのがお笑いとして素晴らしい。ネットのお笑いは、スベる可能性があるので、そのリスクを分散すればするほどおいしい。つまり、100個つくった中でスベッたものは必ずあるはずだが、スベっているとシェアされないので、気付かれにくい。しかし数個でもヒットすれば、それがシェアされるので、遠くから見れば、全体としてヒットしたプロジェクトに見える」

これは実感で、いつも仕事では、
できるだけ3〜5ネタくらいをセットで提案している。
一発勝負だとスベる可能性があるので、ネタ数が多いほど、打率が安定してくるからだ。

また、同じ理由で、自分から遠い人ほど「いつも面白いですね」と言ってもらえるのに、近い人ほど「またスベってましたね」と言われることになる。つまり、自分との距離の遠さと、評価の高さは比例する。ただこれは私に限らず、モノを作っている人の多くが、身近な人にボロクソに言われているのではないかと思う。

また、あえてボロクソに言われることで、ヒットを生む人もいる。
とある芸人の人は、ライブの時は新ネタばかりをやって、あえてスベりまくる。
その中で、ウケたものだけを、テレビではやることにしているという。

つまり、スベるのは避けられないので、それをどう致命傷にならないようにするか、または活かすか、というスベリスク対策が最も大切になる。そう考えると、ウケてもスベっても面白いダチョウ倶楽部の竜兵さんの偉大さがあらためてわかる。

「こんだけスベッてるんだから笑ってくれよ!(上島竜兵)」